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2024年11月18日

  • 受賞・表彰

【9th STI-Gigaku 2024】本校学生がBest Research Presentation Awardを受賞しました!

 2024年11月7日(木)に長岡技術科学大学主催で行われた国際会議The 9th International Conference on “Science of Technology Innovation”2024 (9th STI-Gigaku 2024)において、本校の学生 電子情報コース5年 森 福太朗さん「Best Research Presentation Award」を受賞しました

共著者(電子情報コース5年 中村 太一さん、紀伊 勇作さん、専攻科電気電子工学コース1年 谷 直生士さん)(指導教員:電子情報コース・知能情報コース 講師 中才 恵太朗)(共同研究者:長岡技術科学大学 雲居 玄道講師、中平 勝子准教授)

9th STI-Gigaku 2024では、152件のポスター発表が行われ、10件の発表が「Best Research Presentation Award by Sumitomo Riko Company Limited(住友理工賞)」、11件の発表が「Best Research Presentation Award」が選ばれました。受賞者は全体の約14.5%であり、大変名誉な賞です。

 

STI-Gigakuは2016年度より長岡技術科学大学が主催している国際会議で、今年で9回目の開催となります。全国の高専、企業、自治体、長岡技術科学大学・国内外の大学がSDGsの解決につながる活動の成果を、該当するSDGsの番号を示して、発表・共有し、SDGs課題の発見と解決にフォーカスして議論・交流しました。長岡技術科学大学では、「高専-長岡技科大 共同研究」助成を公募しており、助成を受けた研究成果をSTI-Gigakuで発表することになっています。9th STI-Gigaku 2024でも多数の高専生・専攻科生、長岡技術科学大学の学生さんを中心に発表が行われ、活発な議論が行われていました。

 

本研究発表は、中才講師が「高専-長岡技科大 共同研究」助成を受け、長岡技術科学大学の雲居 玄道 講師、中平 勝子 准教授との共同研究として取り組んでいる研究課題「生成AIを活用したプログラミングにおける認知負荷の計測と認知モデルの構築」での取り組みをまとめたものです。ChatGPTやGitHub Copilotを始めとする生成AIを活用したプログラミングが普及しつつあり、生成AIを活用することで、プログラミングの作成が効率的になることが期待され、今後のソフトウェア開発は生成AIの利用を前提とするものになると言われています。本発表では、生成AI単体では解決が難しいプログラミングを行う場合に、従来のWeb検索を用いたプログラミングと比較し、生成AIを利用したほうが認知負荷が高い可能性を示唆することを生体計測や操作ログによって分析しました。

  

◆Best Research Presentation Award
Fukutaro Mori, Taichi Nakamura, Yusaku Kii, Naoto Tani, Takumi Takasuka, Shunsuke Moriya, Keitaro Nakasai, Gendo Kumoi, Katsuko T. Nakahira
「Measuring the cognitive load of programming using generative AI」

受賞者一覧
https://www.nagaokaut.ac.jp/annai/daigakusyokai/sdgs/STI-Gigaku/9thstigigaku2024.html

 

森 福太朗さんと研究ポスター

《一言メッセージ》

本科5年 総合工学システム学科 電子情報コース  森 福太朗さん

私達研究メンバーにとって、卒業研究は初めての「研究」であり、手探りで研究を進めてまいりました。その結果として、このような賞をいただけたのは大変嬉しく存じます。先生方にご意見をいただきつつ、発表直前まで皆で協力して工夫していたことが、今回の受賞につながったと考えております。しかしながら、研究としてはまだ道半ばであるため、より一層励んでまいります。発表にあたり、ご指導ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

指導教員 総合工学システム学科 電子情報/知能情報コース 中才 恵太朗 講師

Best Research Presentation Awardの受賞、誠におめでとうございます。長岡技術科学大学の雲居先生、中平先生からのアドバイスを受けながら,森さんが中心となり、中村さん、紀伊さん、谷さんと発表のぎりぎりまで毎日夜遅くまで英語のポスター作成に取り組み、わかりやすい説明を意識して発表してくれました。今回の受賞は、その結果が評価されたものと思います。

12月7日(土)に本研究グループによる発表、「Towards Measuring Cognitive Load during Software Engineering Tasks Using Nasal Skin Temperature: Development of a Detection System」を専攻科 谷 直生士さんがThe First International Workshop on Intertwining Research & Education on Software(WIREDS 2024)にて発表します(https://wireds2024.github.io/)。この発表の準備にも長岡技術科学大学の先生方とともに、谷さん、森さん、中村さん、紀伊さんは全力で取り組んでくれています。

今の研究成果はまだまだ途中段階のものなので、彼らの卒業までに形に残る成果が出せるように学生さんと一緒に取り組んでいきたいです。