新着情報
2025年1月9日
- 受賞・表彰
【電子情報通信学会】本校学生が若手エンジニア論文発表賞を受賞しました!
2024年11月8日(金)に長崎大学文教キャンパスおよびオンラインでのハイブリッド開催として行われた電子情報通信学会 EE/CPM/OME合同研究会にて,専攻科 電気電子工学コース2年 佐々木 壮太さんが発表を行い,電子通信エネルギー技術研究会にて若手エンジニア論文発表賞を受賞いたしました。
本制度は,年間の発表された論文の中から,対象者の20%以内で,特に優秀な論文を選出し,表彰する制度となっております。過去の受賞歴の中でも,高専生が受賞するのは初の快挙です。また,2025年1月23日(木)に次回のEE研究会が開催されますが,その際に授賞式が開催されます。(https://www.ieice.org/cs/ee/jpn/award-j.html)
本研究は,電力変換器における制御系の高速化に関する研究となっております。従来の研究であれば高速化を行うための準備期間中に大きな変動が生じた場合に,対応できないというデメリットがありました。本研究ではそのデメリットを解決し,通常の動作期間中に高速化を行うための準備を組み込むことで,変動が生じても迅速に対応することが可能となります。
若手エンジニア論文発表賞: 佐々木 壮太,橋本 悠,川上 太知,「Dual Active Bridge DC-DCコンバータにおける電流フィードフォワードの高速自動校正法」,信学技報, vol. 124, no. 239, EE2024-17, pp. 35-40, 2024年11月.
《一言メッセージ》
専攻科 電気電子工学コース2年 佐々木 壮太さん
この度は,このような名誉ある賞をいただき,心より光栄に存じます。
本研究は,2023年2月ごろに関連論文を読んで得た着想を基に、学生の皆さんや先生方とさまざまな議論を重ね、ご協力をいただきながら進めてまいりました。
今回の発表テーマはシミュレーション結果に関するものでしたが,電力変換器の研究においては実機での動作確認が極めて重要です。限られた期間ではありますが、今後も全力で研究を進めてまいりたいと考えております。
改めまして,皆様のご支援とご協力に深く感謝申し上げます。
指導教員 総合工学システム学科 電子情報/エレクトロニクスコース 川上 太知 講師
若手エンジニア論文発表賞の受賞,誠におめでとうございます。専攻科2年生ということもあり,大学院進学における受験勉強の準備などもあり,なかなか思うように研究活動に取り組めない時期もあったと思いますが,無事に発表にこぎつけることができただけでなく,このような賞まで受賞することができ,指導教官としても大変うれしく思います。とはいえ,シミュレーションでの動作確認ということもあり,修了までの残りの期間で実機による検証ができるよう,引き続き指導をしていく所存です。