研究室のイベント
2017年8月19日
- 2017年度
平成29年度全国高専・長岡技科大教職員交流集会に参加!
8/19~21にかけて,「平成29年度全国高等専門学校・長岡技術科学大学 電気電子情報工学専攻教職員交流集会」に参加してきました。
2年に1回行われるのですが,着任の年にこういった交流会に参加できるのは研究室の知名度の向上に非常にありがたいですね!
今回の出張は研究室の学生も引き連れて行きました。実は長岡技術科学大学は全国的にもトップレベルのパワーエレクトロニクス研究機関でもあります。長岡技科大は「パワー研」と呼ばれる研究グループがあり,大石研究室,伊東研究室,宮崎研究室,芳賀研究室の4つの研究室から構成されており,それぞれが業界からの注目を集めております。
今回のこの交流集会の中で企画されている研究室見学会が学生たちにとっても非常に興味深いものになると考え,学生達も同行させました。
8/19は移動日で,新大阪駅から長岡駅までの移動日となりました。東京駅から長岡駅までは「Maxとき」と呼ばれる2階建ての特急に乗って移動しました。
夕食は長岡の料理を食べるか!と意気込んでいたものの,ホテルが長岡駅から遠く離れたところになり,チェーン店のイタリアンレストランへ…
というのも,長岡駅周辺は予約の時点でほぼ満席になっており,離れたところしか予約が取れませんでした。ホテルに電話をしてみると,どうもNGT48の全国握手会が8/19~20で開催されており,ブッキングしたとか…
8/20は交流集会・情報交換会が長岡グランドホテルで開催されました。講演内容は今後の高専及び長岡技科大を取り巻く教育・研究の状況や研究連携についての発表,大学・高専間で連携している研究に関する発表などがありました。実は長岡技科大(及び豊橋技科大)は大半が高専からの編入学・大学院進学する学生で構成されている特殊な大学です。
そのため,高専から優秀な学生を継続的に送ることが出来れば技科大にとってメリットがあり,研究連携や設備や研究資金を技科大から提供していただければ高専にとってもメリットがある,所謂win-winの関係が築けます。この交流集会はその連携力を高めるための非常に重要なものとなっております。
交流集会の後は情報交換会が開催されました。じつは長岡は全国でも有数の酒処であり,情報交換会の場には大量の日本酒とおいしそうな食べ物が…
実は川上は酒好きであり,美味しいお酒に目が無かったりします… 今回頂いたお酒はどれも美味しく,スッと飲めてしまうため,どんどん飲む量が増えてしまいそうでした。酒好きの知り合いにもいくつか薦めてみたいですね。この後,伊東先生から直々にご指名(ムチャぶり)があり,他高専・長岡技科大の先生の前で研究室の紹介をしてきました。学生達にも先生が頑張っている姿を見せることが出来たかなと思います。
8/21はパワー研の研究室見学会でした。長岡技術科学大学はパワーエレクトロニクスで有名なことは知っていたのですが,一度も行った事が無く,非常に楽しみにしていました。
学生達もこういった他大学の見学をしたことは少なく,非常に楽しそうでした。
研究室の見学開始時間までだいぶ時間があったので,長岡技科大で最近オープンした研究紹介ブースに行ってきました。電気自動車の急速充電機は実際に市場に出回っているものと同じらしいです。この急速充電機は「CHAdeMO」という規格であり,「CHAarge de MOve=動く,進むためのチャージ」,「de=電気」,「(車の充電中に)お茶でも」という意味が含まれているそうです。
研究室見学は,芳賀研究室,伊東研究室,宮崎研究室,大石研究室の順に行われました。
各研究室の写真を撮っていたはずなのですが,伊東先生の研究室以外の写真があまりなく… 申し訳ないです…
芳賀研究室を訪れた際は額縁に「1.挨拶をしよう」,「2.実験結果を出そう」,「3.辛い時こそ笑おう」といった事が書かれていました(記憶を頼りに書いています…)
特に,2番はただ実験結果を出すのではなく,出さなければいけないという条件が課されているそうです。というのも,長岡のパワー研はシミュレーション結果では卒業させないというのが昔からの決まりなんだそうです。この鉄の掟を守り続けているからこそ,パワー研は業界でもトップレベルの評価を頂いているんですね。うちもそうしようかな…
伊東研究室はなんと実験室が5部屋,学生の居室が3部屋と非常に多くの研究室を持っているマンモス研究室となっております。伊東先生とは前の大学時代からお世話になっており,今回の研究室見学は是非ともお伺いしたいと思っておりました。
左の写真で機器を説明している方が伊東先生になります。非常に大所帯の研究室をほぼ一人でまとめられているものすごい方です。聞くところによると,ほっといても論文が貯まる状態になっているとか… また,右の写真はFPGAとDSPを組み合わせた伊東研究室特製の制御ボードだそうです。かなりのオーバースペックだそうですが,研究で制御器のオーバースペックは聞かれることは少ないかもしれませんし,一度作ってしまえば長く使用ができますしね。また,研究室内で統一の物を使用しているため,ノウハウの蓄積にもなるそうです。
学生達は他に行ってみたいところがあったそうなので,途中で分かれて川上単独で宮崎研究室と大石研究室に行ってきました。宮崎研究室と大石研究室はモーションコントロールなどを研究しております。自分は学部時代はロボット工学に近い分野にいたので,少し懐かしく感じました。
ちなみに学生達はどこに行ったかというと,学食に向かっていました…
なぜ彼らが学食に向かったかというと,実は長岡技科大の学食は早稲田大学の学食研究会のレポートで過去に全国の大学の中で一番おいしいというお墨付きをもらったぐらい,学食がおいしいことで知られています。なぜこのことを知っていたかというと,川上が米子高専生だった時に大石先生が長岡技科大のPRに来られた際に,このこともアピールされていたことを覚えていたからです。 …次は自分も食べにこよう。それと,最近オープンしたビアテラスなるものも大学内にあるそうです。プライベートで長岡技科大に行こうかな…
三日間に渡る出張,学生の皆さん,お疲れ様でした!次のこの集会は2年後になります。お楽しみに!
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