Q＆A

どんな進路がありますか？: 本当に幅広いです。就職であれば、大半を占めているのが製造業（メーカ系）ですが、その中で電機・自動車・半導体・化学などあり、そのほか電力・情報通信・ガスなどのインフラ系も多いです。
電気電子技術は身の回りのありとあらゆるものに実装されていて、さらにそれらは電気電子回路、ソフトウェア、材料技術など複数の分野が横断して開発されています。例えば、外に出れば電気自動車や送配電網、家の中でもテレビ、冷蔵庫、エアコンといった大きな家電やパソコン、スマートフォンなどの小型機器まで様々です。
エレクトロニクスコースではこれらに関する学問を幅広く学ぶほか他者と協働して課題解決に取り組み、成果を表現する能力を身に着けるため、自身の強みを生かしながらどんな分野でも即戦力で活躍する技術者になれます。
また、現代社会において技術者に求められる能力はますます高度化しております。
このような社会のニーズにこたえるため、エレクトロニクスコースでは国公立大学をはじめ工学の最先端を行く大学への編入学も積極的にサポートいたします。例えば編入試験対策の相談や、大学研究室との共同研究および交流、入学後に周囲の学生に後れを取らないようなカリキュラムづくりに取り組んでおります。
エレクトロニクスコースでロボット（メカトロニクス）を学ぶことはできるでしょうか？: できます。エレクトロニクスコースにはメカトロニクスのほか、ロボットに必要なモータや電源、センサ、信号処理などの周辺技術を専門とする先生がおります。また、メカトロニクス技術を活用した福祉機器についての研究も扱うことができます。さらに、進路もメカトロニクス系の就職先や進学を目指すことが可能です。
化学をエレクトロニクスコースで学ぶことはできますか？: きます。エレクトロニクスコースでは、電気に関連する化学として、半導体、有機材料などを専門とする先生がおります。
これらの主な応用例としては次世代型太陽電池、スマートフォンやテレビなどで使われる有機ELディスプレイ、光によって有害物質を無害化したり、新規な化学反応を引き起こすことができる光触媒、化学物質を測定するセンサが挙げられ、卒業研究においてこれらをテーマにすることもできます。さらに、進路も化学系の就職先や進学を目指すことが可能です。
今高校生です。４年次編入を考えているのですが、勉強についていけるでしょうか？: 専門科目では微分積分や線形代数など数学を使います。この点を不安に思う学生も多いですが、入学後の数学の補習講座などサポートがあります。編入学試験に向けてしっかり勉強している皆さんであれば大丈夫です。自信を持ってチャレンジしてください。
将来役に立つ資格を取得することはできますか？: 電気主任技術者（電験）、電気工事士（電工）、第一級陸上無線技術士（一陸特）はエレクトロニクスコースの講義で学ぶ知識を活用することで、取得に有利になります。電気、通信を取り扱う実務で必要になりますし、就職活動で技術に対する取り組み姿勢を企業から評価してもらえます。資格試験範囲のすべてを講義でカバーすることはできませんが、これらの資格を保有する先生に勉強のコツや問題の解説などサポートしてもらうことができます。