大阪公立大学高専の特徴
大阪公立大学工業高等専門学校の沿革
本校は、昭和38年の創立以来、機械、電気、化学、土木など工学の専門分野ごとの学科に分かれて教育を行い、実践的な技術者を輩出し、高い評価を得てきました。
しかし、近年では技術革新や産業技術に対するニーズの複合化により、工学の1つの分野のみで解決できる問題は少なくなってきています。このような社会の要請に対応するために、本校では、全国に先駆けて、工学の各分野の基礎科目を共通に学んだ後、コースに分かれ工学の専門分野の知識・技術を深める「総合工学システム学科」を平成17年度からスタートし、ものづくりに関わる企画・設計・生産をトータルに考え、実践できる技術者を育成しています。
総合工学システム学科の概要
1年次は全コースに共通する一般科目(英語や基礎数学等)及び専門共通科目(情報など)を学習します。
2年次からエネルギー機械、プロダクトデザイン、エレクトロニクス、知能情報の4つの基盤コースに分かれて、専門知識と技術を習得します。
3年次から専門知識に加え、幅広い分野を「応用専門分野」科目として提供し、学生の興味関心を広げ、将来を見据え、職業に対する意識を醸成します。ICT及びSDGs指向の「専門共通科目」は全コースで共通して学習し、社会を支える技術者、社会人としての基本的素養と人間性を養います。